昭和４９年、環状通りにりんごの幼木が植えられ、翌年に初めて３００個の実がなり、喜んでいたところ、一夜のうちに、すっかりと心ない人にもぎ取られた悲しい出来事がありました。これを契機に、地域のりんご並木を地域住民の手で守ろうとの想いから、昭和５１年２月に当会が設立されました。 　昭和５１年１０月２日に、区が主体となって第１回「豊平リンゴ祭り」が開催され、盛大なパレード等が行なわれました。以来、平成１１年まで続いていましたが、札幌市の諸般の事情により中止となりました。その間、会員は、リンゴ並木の見回り、袋かけ、花壇の整備などいろいろな苦労もありましたが、一人の事故もなく、今日まで活動を続けることができ、今では楽しい思い出となりました。 　また、平成１３年より、当会が中心となって、「美園リンゴ祭り」を開催し、女性会員による「みその鍋」、「リンゴ踊り」、青年部による産直野菜販売など、地域の皆さんにも十分に認知されてきたと思います。 　平成２２年１０月には、当会創立３５周年の記念事業として、リンゴを縁に交流のある長野県飯田市を訪問することができ、リンゴ並木の手入れをしている飯田東中学校の皆さんとの交流会や、飯田市長への表敬訪問を行ないました。 　更に、平成２５年からは、地域学習の一環として、美園小学校の生徒と一緒に、文字入りリンゴのシール貼り、リンゴの収穫、リンゴパーティなどの活動を楽しく行なっています。 　現在、会員は２６名ですが、今後も地域の皆さんとの交流のお手伝いができればと考えています。