民生委員制度は、大正6年に岡山県に創設された「済世顧問制度」が源で、昭和3年に「方面委員制度」として全国各地に普及し、
昭和21年「民生委員令」の公布により方面委員から「民生委員」に改称され、昭和23年に「民生委員法」が施行されました。
また昭和22年「児童福祉法」の施行により民生委員は「児童委員」を兼ねることとなりましたが、平成6年に児童福祉を専門に担当する「主任児童委員」が配置されました。
民生委員・児童委員の役割は、住民の生活状態を必要に応じ適切に把握するとともに援助を必要とする人に親身になって相談に応じ、
助言や必要な福祉サービス・制度の情報提供、行政など関係団体・機関へ橋渡しを行うことなどです。
豊平区美園地区民生委員・児童委員協議会は、民生委員法及び児童福祉法に基づき昭和34年に発足し、
現在は民生・児童委員34名(定数、うち主任児童委員2名)が活動を進めています。
近年は、高齢・核家族化が進み、社会から孤立した人々が増えています。また、認知症、虐待、悪質商法
、いじめ、不登校など生活課題は複雑化、深刻化を増しています。
こうした中、町内会連合会をはじめ地域の諸団体や行政と連携し、地域福祉活動を推進していくことが益々重要であり、
民生委員協議会は今後も担い手の一人として地域に密着した活動を進めていきます。
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